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# 1. はじめに

Livlog Engineering Handbook は、リブログ合同会社がどのような考え方でサービスを作り、どのような技術を使い、どのように運用しているかをまとめた技術文書です。

リブログ合同会社では、地域、日常、記録、記憶、生活の中にある情報を、Webサービスやアプリケーションを通じて再利用できる形にすることを大切にしています。

私たちの開発テーマは、単に便利なシステムを作ることではありません。

埋もれている情報を見つけること。\
日々の記録に意味を与えること。\
地域や場所に残された物語を、次の誰かが見つけられる形にすること。

そのために、オープンデータ、地図、写真、AI、Web技術を組み合わせ、小さく作り、公開し、改善しながら育てる開発を行っています。

## リブログの開発テーマ

リブログのサービスには、いくつかの共通したテーマがあります。

### 記録を意味に変える

写真、地名、施設、道、駅、木材、日々の感情など、単体では単なる情報に見えるものでも、整理し、つなげ、検索できる形にすると、新しい意味が生まれます。

リブログでは、こうした情報をWeb上に再構成し、誰かの発見や行動につながる形にすることを目指しています。

### 地域と日常をアーカイブする

有名な観光地だけではなく、生活の中にある道、駅、水路、地名、公共施設、自然景観にも価値があります。

リブログでは、地域に眠る情報をデータ化し、地図や検索機能を通じて見つけやすくすることで、日常の風景をアーカイブしています。

### 小さく作って、公開し、育てる

リブログの開発では、最初から大規模なシステムを作るのではなく、まず動く形にして公開し、その後に改善していくことを重視しています。

完璧な設計よりも、実際に使える状態にすること。\
大きな計画よりも、小さな公開を積み重ねること。\
机上の仕様よりも、実際の利用を通じて改善すること。

この考え方を、リブログの開発の基本姿勢としています。

## このHandbookの目的

このHandbookには、以下の目的があります。

1. リブログの技術や開発思想を外部に伝える
2. 各プロダクトの構成や背景を整理する
3. 今後の開発・保守・改善の判断材料にする
4. AIと協調して開発するための前提知識をまとめる
5. 技術資産を会社の財産として残す

この文書は、完成された技術書ではありません。\
リブログのサービスと同じように、必要に応じて更新し、育てていく文書です。

## 対象読者

このHandbookは、次のような人に向けて書いています。

* リブログ合同会社のサービスに興味がある人
* リブログの技術構成を知りたい人
* 小規模チームや個人開発でWebサービスを作っている人
* オープンデータや地図サービスを活用したい人
* AIネイティブ開発プロセスに関心がある人
* リブログの開発に関わる未来の協力者

## リブログのキャッチコピー

> 記録を意味に、人生をストーリーに。

英語では、次のように表現しています。

> Turn records into meaning.\
> Turn life into a story.

リブログの技術は、この言葉を実現するための手段です。

## このHandbookの読み方

本Handbookは、以下の4部と付録で構成しています。

1. **第一部：リブログの開発** — プロダクト、技術とアーキテクチャ、開発思想、開発・運用・保守・ドキュメントの方針を説明します。
2. **第二部：技術領域** — アプリケーション、システム、インフラ、データ、開発ツールを領域別に整理します。
3. **第三部：Handbookの運用と今後** — 今後の拡充方針と、Handbookを更新・公開するためのルールを説明します。
4. **第四部：AIネイティブ開発** — Goal First、調査、要件整理、設計、実装、テスト、レビュー、文書同期までのAIネイティブ開発手順を説明します。
5. **付録** — 用語集と、技術スタックを調査する際に使う実務資料を収録します。

最初から読む場合は、第1章から順に読むと、プロダクト、開発方針、技術詳細、文書運用の順で全体像を把握できます。

目的が決まっている場合は、次の入口から読み始めます。

* サービスの全体像を知る場合は、[プロダクト一覧](/engineering-handbook/riburoguno/2-products.md)
* 共通する技術構成を知る場合は、[技術とアーキテクチャ](/engineering-handbook/riburoguno/3-technology-and-architecture.md)
* アプリケーションの責務分離を確認する場合は、[アプリケーション構成の共通原則](/engineering-handbook/riburoguno/3-technology-and-architecture/application-structure-principles.md)
* レビューやテストの観点を確認する場合は、[責務別レビュー・テストチェックリスト](/engineering-handbook/riburoguno/3-technology-and-architecture/review-checklist.md)
* 新規開発の技術判断を確認する場合は、[技術選定の基準](/engineering-handbook/riburoguno/3-technology-and-architecture/technology-selection.md)
* 公開・更新方法の全体像を確認する場合は、[デプロイ・運用一覧](/engineering-handbook/riburoguno/5-development-operations/deployment-operations.md)
* 情報管理のルールを確認する場合は、[セキュリティとAI利用時の情報管理](/engineering-handbook/riburoguno/5-development-operations/security-and-ai-usage.md)
* 開発判断の背景を知る場合は、[開発思想](/engineering-handbook/riburoguno/4-development-philosophy.md)
* 技術を領域別に確認する場合は、[技術領域への案内](/engineering-handbook/di-er-bu-ji-shu-ling-yu/9-technical-areas.md)
* 今後追加する内容を確認する場合は、[ロードマップ](/engineering-handbook/handbooknoto/15-roadmap.md)
* Handbookを更新する場合は、[Handbookの書き方](/engineering-handbook/handbooknoto/16-handbook-writing.md)
* 略語やリブログ固有の表現を確認する場合は、[用語集](/engineering-handbook/fu-lu/32-glossary.md)

各プロダクトの詳細設計や運用知識は、ロードマップに沿って追加し、この全体構成からたどれるようにします。

Livlog Engineering Handbook は、リブログが作ってきたもの、考えてきたこと、これから作っていくものを記録するための技術的な土台です。
